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鼎窯

本日14日と明日15日は瀬戸が1年で1番盛り上がる「せともの祭」の日です。
今まで中心市街地で人の波を目の当たりにしてきましたが、tridorのある水野地区はそれより少し落ち着いてそうです。

写真は窯を移転してから初めて焼いたコーヒーカップです。
自分で納得がいかないままのコーヒーカップでお客様にご提供していたので(余談ですが、お客様からお褒めのお言葉を頂くことが多いのはこのコーヒーカップでした、、、自分の感覚が間違ってるのかなあ、と考えたくらいです)、早く作り直したくてしょうがありませんでしたが、なんだかんだ仕込みに時間を費やして、なかなかロクロを回す時間を取れませんでした。

合間を見つけては作って削って作って削って、ようやく納得いくコーヒーカップが焼きあがりました(また結局ギリギリの数しか完成しませんでしたが)。

焼きあがって思ったのは、、、「ディナーの器間に合う?」ということです。12月からディナー開始予定にしておりますが、、、このままじゃ間に合わない、、、器が。ほんと、、ここは日本有数の焼き物産地でプロから買う方がはるかに良い器が手に入るんですけど、、、時間を費やすこともないですし。
我ながら、効率が悪いと「自負」していますが、そのためのtridorというレストランなので、、、ディナーは気長にお待ち頂ければ幸いです。

合わせてこちらの窯を「鼎窯(かなえよう)」と命名しました。
鼎は3本足のついた器のことで、主に祭器として用いられてきた歴史があります。あとは「鼎立」という熟語が表すように3つのものがバランスよく並び立つ、という意味もあり、「3」の意味を含む漢字です。

tridorの「tri」も3なので、それに因む文字として「鼎」を選びました(ちなみに私のやっている会社も「KANAE」という名前です)。
tridorと合わせて鼎窯もよろしくお願いいたします(いつの日か器を販売できる日がきたら、ですが)。

落款印

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